こんにちは。職人の西治です。
朝方はまだまだ寒いですが、お昼になると暖かくなってきましたね。
今日のお昼休みは思わず近所の公園で日向ぼっこをしてしまいました。
さて、今回、紹介する映画は、
『LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五右エ門』です。
本作は2012年放送のテレビ『Lupin the Third 峰不二子という女』の流れをくむスピンオフシリーズ「Lupin the Thirdシリーズ」の第3弾。
前作『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』の続編的な立ち位置にあります。
ルパン三世といえば、頭は良いけどお調子者でセクシーな女性に目が無い大泥棒。
世のお宝を狙い様々な問題を起こし、解決しながら宿敵である銭形警部と追いかけっこをしている。そして、どちらかといえばコミカルなイメージはありませんでしょうか。
本作のルパン三世は設定こそ今までと同じですが絵柄は劇画寄りになりハードボイルドな作風になっています。
これは漫画の原作をリスペクトしているためです。
つまり、モンキー・パンチ先生のルパン三世、ダーティーでアダルトな世界観を新しい形で再現しているのです。
『ジャングル大帝』や『YAWARA!』、『銀河英雄伝説』、『REDLINE』、『サムライチャンプルー』、
もっと最近で言えば『バケモノの子』の原画担当など、アニメーター業界にて常に第一線で活躍され続けている小池健さん。
この方が前作『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』に続いて監督を担当されていることもあり、この映画のシリーズはアニメでしか表現できないものをちゃんとアニメで表現してくれています。
前作では早撃ち、でしたが、今回は居合い、そして男の友情をそれぞれが最も引き立つ見せ方で魅せてくれます。
そして何より、ロマンですね。
そう、ロマン。この映画は男のロマンに溢れています。
燻らす紫煙。飲み交わす酒。気の置けない仲間。それぞれの友情の形。
前作になりますが、次元大介は自分の愛用の銃を否定した敵に対してこう言います。
「俺に言わせりゃロマンに欠けるな。」
この台詞は、
まさに、今までのルパン三世のままでいけば受けが良いのはわかるけど、これが俺のやり方だ。と、自らのルパン三世で勝負に出て、ファンを唸らせ勝利したこの映画自体の姿勢と重なっているように思えます。
というわけで、
映画『LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五右エ門』おすすめです!
そして!その前作!『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』!
こちらはソフト化してます!是非!買って!手元に置いて何度も観てください!おすすめです!!