ランドセル職人の映画駄話　その2

こんにちは。職人西治です。

前回から始まりました、このランドセル職人の映画駄話コーナー。

今回からは現在上映中の映画、一本に絞ってお話していきたいと思います。

今回扱う映画は、

『ローグ・ワン・スター・ウォーズ・ストーリー』です。

これまでのスペース・オペラの形を決定的に形作り、今もなお伝説として続いているスター・ウォーズシリーズの最新作です。といっても続編ではなく外伝にあたります。

本編では冒頭にて語られてはいましたが、取り上げられなかった名もなき英雄たちの勇姿にクローズアップした作品です。

正直なところ、名義上はルーカスフィルムですが、ディズニーが絡んでからの作品であり、ディズニーが絡んでからスター・ウォーズ作品は連発されていたせいなのか、次作品までの繫ぎの作品なのかな？と個人的にそれほど期待せずに鑑賞しに行ったのですが、とんでもない誤算でした。とても良い意味で、です。

先ほど述べた、本編では取り上げられなかった名も無き英雄たち。ルーク・スカイウォーカーをはじめとする主役たち以外の、特別な力は持たないけれども巨大な力に屈することなく闘っていた人たち。この存在にクローズアップしたことで、これまでのスター・ウォーズ作品の背景がより膨らまされたのです(フォースへの希望、ダース・ベーダーと対峙した時の絶望感などなど)。

そしてそれは今後展開されるスター・ウォーズ作品続編の世界を広げることにもつながり、シリーズ全体をより魅力的にする役割をこの映画は果たしてくれました。

といっても、外伝的な位置づけなので、スター・ウォーズシリーズを今まで観たことが無くても楽しめる作品です。

あと、これも、この映画の魅力の一つなんですが、タイトルの文字、ローグが示す通り、登場人物たちが、はぐれ者ばかりなんです。その、はぐれ者たちが大義のために一つにまとまり、仲間の遺志を継ぎ、散っていく。その姿に胸を打たれるのです。

私は映画館で2回この映画を見ましたが、2回目も展開がわかっているにもかかわらず、目頭が熱くなってしまいました。

この映画の監督ギャレス・エドワーズはこの映画以前では『GODZILLA ゴジラ』のハリウッド版リメイクも成功させ、そのケレン味溢れるゴジラ像から多くのファンを唸らせました。『ローグ・ワン・スター・ウォーズ・ストーリー』、今後も大注目な監督の作品でもあります。おすすめです。

そして、こちらもおすすめです。

映画体験のような思い出に残る体験をお約束いたします。

ランドセル工房生田のワークショップ。

詳細はこちらになります。

それではまた次回の更新をお楽しみに！