こんにちは。職人の西治です。

桜が咲いてきましたね!
いよいよ、春、という感じです。
週末は天気が悪そうなので、
花見をする前に散ってしまわないか、とても心配です…
そして、今回、観てきた映画は、
『3月のライオン 前編』
です。
原作は雑誌『ヤングアニマル』にて連載中の羽海野チカさんによる漫画です。
将棋を題材にしていますが、
私のように将棋をあまり知らなくても、楽しめる作品となっています。
というのも、将棋を通してのそれぞれの人たちの挫折、
成長を物語の軸にしているからです。
この、それぞれ、というのがミソで、
将棋というゲームのルール上、
必ず勝者と敗者に分かれてしまいます。
しかし、勝負後も人生は続く。
勝ったから、負けたからではなく。
芯を通して勝負に挑む生き様。
その姿に私たち観客は感動させられるのです。
さて、本作で、
特に注目していただきたいのが、
戦局中の棋士たちの様子。
視線から、汗から、震える拳から、
伝わってくる緊張感。焦燥感。
将棋を指す、というよりも、
刺すという表現がしっくりくる、
あの、張り詰めた空間。
それを作り出す演出、役者の方々の演技がとても素晴らしいです。
原作漫画の絵柄から、
ゆるふわした物語を期待して観に行けば、
凄まじい熱量に気圧されてしまうでしょう。
後編が上映される前に、
是非とも映画館で、前編をご覧ください!