こんにちは。職人の西治です。
先日の月イチ工房見学会はたくさんのお客様にお越しいただきました。
皆さん、ランドセルの製作現場に興味津々で、
こちらも、説明に熱が入ってしまいました。
さて、今回観た映画は、
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』です。
2014年の映画、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの』シリーズの第二作目。
マーベルコミックスの実写映画群、
『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズとしては第十二作品目になります。
一作目は全く知名度の無いヒーローたちを取り上げてからの出発。
しかし、その知名度の無い、
ある意味負け組のヒーローたち(実際に原作コミックスでもそのような扱い)が、
映画の中で絆を育み、大活躍する姿に私は胸を打たれました。
特に、はぐれ者である主人公たちが、
痛みを「共有」することで、初めて他者との繋がりを得て、
「家族になる」場面には涙が止まらなかったことを覚えています。
そんな、主要登場人物たちが「家族になった」第一作目に対して、
二作目である本作は「家族であること」をテーマに扱っています。
そのために今回は主人公であるピーター・クイルの前に生みの父親が登場します。
そして、育ての父親との狭間で葛藤するのです。
一作目で「母の愛」を描き、
「家族になること」をテーマにし、
二作目で「父の愛」を描き、
「家族であること」をテーマにした、この一連の流れの巧みさには脱帽します。
さて、本作では一作目の自己紹介的な場面の一切を省き、
より、キャラクターの魅力、
その内面を描くことに注力しています。
そのための装置として、一作目に続き、
作中で流れるBGMが重要な役割を担っています。
歌詞がシーンと連動していたりするのはもちろんのこと、
キャラクターの心情を語ってたりもするのですが、
さらに今回は感情を読めるキャラクターを登場させることによって、
よりキャラクターの意外な一面なども描ききっています。
例えば、猪突猛進でいつも豪快に笑っている男、ドラックス。
そんな彼が、ふとした瞬間、感情を読まれた時、
彼の内心が笑顔とは裏腹な悲しみを抱えていたことが発覚するのです。
この描き方の巧みさにも唸らされるばかりです。
そして、前作と本作、
相変わらず、
今までのスペース・オペラと比べ、
そのヴィジュアルのフレッシュさに驚かされるばかりです。
これは絶対に映画館で観るべき作品です。
文句無しでおすすめです。
ご覧になられる方は、できれば、前作を観てから、よろしくお願いします!