こんにちは。職人の西治です。
先日は月イチ工房見学会にお越しいただき、
ありがとうございました。
ランドセルについて、ランドセル工房生田について、
より深く、知っていただけましたのなら幸いです。
そして、今回観て来た映画は
『カーズ/クロスロード』です。
言わずと知れたピクサー・アニメーション・スタジオの最新作。
監督は、本作がデビュー作のブライアン・フィー。
2006年公開の『カーズ』、
2011年公開の『カーズ2』に続くシリーズ3作目になります。
ベテランレーサーとなったライトニング・マックイーン。
新世代のルーキーの登場や事故により、
人生の岐路に立たされる中、
運命の決断を迫られる物語です。
内容的に、どちらかといえば大人向けのストーリーになっています。
特筆すべきはやはり、そのアニメーション描写力です。
さすが、ピクサーと言わざるを得ません。
しかし、このアニメーションがリアル過ぎることで、
例えば生と死の概念などの、
車と人間の世界で決定的に違うものがより浮き彫りになり、
正直なところ、ノイズに感じる部分も多々ありました。
(牛を放牧してるシーンも食料がガソリンの世界で牛を育てる意味がわかりませんし、
そういった、人間の世界を無理矢理、
車の世界に落としこめた部分が見え隠れするのが、
とても残念でした)
また、ストーリーでも少し不満なところがあって、
世代交代というテーマ的には正解なんでしょうが、
ストーリー的には不正解であろうラストの選択。
今まで溜めていたフラストレーションを
思いもしなかった方向で解放されたため、
どうにもモヤモヤが残ってしまいます。
とはいえ、これらの不満要素は、
ピクサーの作品が毎回、あまりに素晴らしいからこその苦言。
普通に観て、十分に面白い作品です。
おすすめです。
余談ですが本作の同時上映は、短編アニメーション『LOU』。
この短編アニメーションが曲者で、
個人的にはこちらの方が好きです。