こんにちは。職人の西治です。

 

今回観てきた映画は『ウィッチ』です。

 

本作は「魔女」をテーマにした作品で、

第31回サンダンス映画祭で監督賞に輝いたファンタジーホラーです。

 

舞台は1630年、ニューイングランド。

物語は一人の美しい少女が黒山羊に導かれ、

サバトに参加するまでを描きます。

 

本作は、かつて森が孕んでいた

未知の領域に対する根源的恐怖。

そして、キリスト教以前のローマ時代の少女たちを彷彿とさせるような、

駆け回り、踊り回りたいという本能的な快楽の開放の場としての森を見事に描きます。

また、そこにアニヤ・テイラー・ジョイという無垢な美少女を登場させ、

思春期特有の内面的成長と肉体的な成長、

信仰と快楽の間で、もがき苦しむ少女の様とシンクロさせます。

これには純粋な美しさとともに、どこか淫靡な印象さえ受けてしまいます。

ヴィジュアル、音響に特に注目して欲しい作品ですので、

是非とも実際にご覧いただきたいです。