こんにちは。職人の西治です。
先日は京都の宇治に行ってきました。
天気は生憎の雨でしたが、
平等院や源氏物語ミュージアム、そして抹茶スイーツの数々…
宇治を満喫してきました!
そして、今回観てきた映画は、
『ダンケルク』です。
『ダークナイト』、『イセプション』、『インターステラー』の
クリストファー・ノーラン監督最新作になります。
第二次世界大戦初期、1940年に起きたダンケルク戦。
当時、イギリス、ベルギー、カナダ、フランスからなる連合軍兵が、
ドイツ軍に包囲され、ダンケルク海岸に追い詰められていました。
数はおよそ40万人。
本作ではその戦場の一部始終の様子を陸・海・空の三つの視点から描きます。
そして、本作は本当に、それ以上、それ以下の何物でもありません。、
開始から終盤までただただ、ダンケルク戦のみを描きます。
そこには状況の解説も、ドラマチックなヒロインとの恋模様なども一切ありません。
歴史が示すような圧倒的な負け戦、人の死だけを淡々と描きます。
その様子は絶望の色が色濃く漂い、観る者の胸を締め続けます。
しかし、ラスト、確かに感じる人々の明日への希望。
立ち上がろうとする人間の強さに今度は涙腺を刺激されます。
先ほど述べたように本作は三つの視点で描かれる物語なのですが、
その時系列が複雑に絡まる部分もあり、また、一切の状況説明もないので、
物語の読解力とダンケルク戦の事前知識を持っておいたほうが、
混乱せずに観賞することができると思います。
おすすめです。