こんにちは。職人の西治です。
先日は近江八幡の水郷めぐりに行ってきました。
情緒あふれる街並みと、
おいしい近江牛に大満足の一日でした!
そして、今回観てきた映画は、
『スイス・アーミー・マン』です。
監督、脚本はダニエル・シャイナートとダニエル・クワン。
主演はポール・ダノ(『LOOPER/ルーパー』(2012)で拷問を受けていた青年!)と、
あの『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフ!
話としては、無人島に流れ着き、あまりの孤独に自害しようとしていた主人公。
しかし、ふと顔を上げると、そこには浜辺に打ち上げられた死体が!
(この死体がなんとダニエル・ラドクリフ!)
主人公は孤独ゆえに死体と日々を過ごすが、
なんと死体には様々な機能が備わっていることが判明して…
というあまりに奇想天外な本作。
ブラックでシュールなジョークをそこかしこに散りばめながらも、
生きるとは?という問いにひたすら真摯に向き合う97分。
幻想的で美しいとさえ感じる画は
主人公が死体と相対することで、
生を渇望していく様に光を感じるからでしょう。
死体と過ごした日々を現実か妄想か、
曖昧にしたまま終わる脚本も大変好みでした。
心に刺さる人には確実に刺さる一本です。
おすすめです。