こんにちは。職人の西治です。
今日は生野小学校の生徒さんたちが、社会見学の一環として、
当社の工房に来られました。
真剣な顔で、職人のランドセルについての説明に
耳を傾けてくれています。
そして、今回観てきた映画は、
『シンクロナイズドモンスター』です。
本作は「プラダを着た悪魔」「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイが主演で、
なぜか巨大怪獣を操ることができるようになった女性が、
自らの人生と世界の危機に立ち向かう様を描いた異色の怪獣映画です。
主人公を演じるアン・ハサウェイは製作総指揮も務めます。
監督はナチョ・ビガロンド。
いつもの日常の、
それこそ自分にとってはどうでもいいような行動が実は世の中に影響を与えている。
それに気づいた時、本作の主人公は正義に目覚めます。
逆に、そのことに目を背け、
想像力を働かせないことで自分の世界に閉じこもる別の登場人物はまるで、
日々の出来事に無関心で過ごす私たちを写しているかのよう。
一人一人が意識することで、
世界は本当に救えるのです。
そのようなメッセージ性を含んだ、
この作品はまるで、現代のグローバル社会のメタファーです。
怪獣映画が注目され、
乱立するようになってきた近頃では、
非常に珍しい視点を持った本作。
おすすめです。