こんにちは。作り手の西治です。
今回はこんなものを作ってみました。
スマホのカバーです。
切って、縫って、両面テープで貼っただけの簡単なものなのですが、
革で作っただけのことはあって、手によく馴染みます。
これからの経年変化も楽しみです。
そして、今回観てきた映画は、
『パディントン2』です。
1958年に第1作が出版されて以降、
世界40カ国以上で翻訳され、
3500万部以上を売り上げるイギリスの児童文学「パディントン」シリーズの実写映画化の第2弾です。
監督のポール・キング、小熊のパディントンのボイスキャストを務めたベン・ウィショーら、
前作のメンバーが結集し、さらに、『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』などのヒュー・グラント、
『ヒットマンズ・レクイエム』などのブレンダン・グリーソンが出演します。
絵本で再現されるロンドンの街並み、パディントンが収容される刑務所、
美術や演出が細部に至るまで鮮やかに作りこまれていて、
個人的にはウェス・アンダーソン監督作品を連想しました。
つまり、遊び心を持った、熟練の職人芸の連発です。
とんでもなく、お洒落で、楽しく、それでいてユーモアを感じさせられます。
まさに完璧です。
また、登場するキャラクターの活躍、伏線の回収の仕方の手際の良さが神がかっています。
どれほど練られた脚本で製作されたのか、終盤に至っては、鳥肌が立ちっぱなしです。
そして、扱われるテーマについても、
普遍的でありながら、差別だ、偏見だと騒いでいる今だからこそ刺さります。
大人から子供まで、誰でも楽しめる、娯楽映画作品の最高峰です。
児童文学が原作、子供向けだから、といって、舐めてはいけません。
子供向けであるからこそ、真摯に作られたウェルメイド作品です。
おすすめです。