こんにちは。作り手の西治です。
今回観た映画は、
『悪女』です。
『渇き』のキム・オクビンが主演で、
『殺人の告白』のチョン・ビョンギルが監督です。
2017年のカンヌ国際映画祭で上映した際には、
良い意味でどうかしているアクションシーンの連続で
観客を騒然とさせました。
どれもが斬新で、かつ美しさを孕み、
どうやって撮影したのか、
どうしたらこんな画を思いつくのか。
観ていてまったくわかりません。
系譜で言うならば、
主観視点を多様に駆使する『ハードコア』を彷彿とさせますが、
それ以上に過激で、
アクションシーンは『ザ・レイド』、『ジョン・ウィック』、『アトミックブロンド』よりも
狂気に満ちています。
作中の時系列が所々、前後するのもドライブ感があって逆にジェットコースター的な、
楽しさの質を高めてくれています。
過激すぎて万人にはおすすめできませんが、
刺さる人には確実に刺さる本作です。
『お嬢さん』、『哭声』などなど、
韓国ノアール映画が今、要注目ですよ。