こんにちは!ランドセル工房生田 作り手金沢 です。
こちらのブログでは、ランドセル職人のプライベートな部分や展示会、普段の工房内の様子を取り上げていきます。
今回は前回の続きの背中の作り方等を説明していきたいと思います!
前回はパロニアという背中の芯材にスポンジとアルミ棒を置くところまででした。
前回のブログはこちら!
背中の革はソフト牛革を使っています。人工皮革と比べて通気性があり蒸れにくいのが一番の特徴です。
まず、革に血筋などがないか厳しくチェックしていきます。動物の革なのでシワなどがあることはご理解下さい。
次に貼り合わせです。
革のセンターとパロニアのセンターを貼り合わせます。
貼り合わせが終わると、背中に丸みを持たせるためにスポンジの角を潰しながら貼り合わせます。
力加減が難しく、押しすぎるとスポンジの潰れやゆがみにつながってしまい、弱すぎると角がシワになります。
最後に指の力だけでは、時間が経つと革がパロニアから剥がれてしまうので金槌で圧着します。
これで革の張り合わせの工程は完成です。
ひとつの工程ごとに職人技があり、熟練の職人が丁寧に作っていくことでランドセルは出来ていきます!
次回の更新日は6月10日頃です!
今週の展示会は5月28日に横浜産賀ホールとHDC神戸 5月29日は東京の中野サンプラザと梅田スカイビルで開催します!
展示会はこちらで最後の予定となっております!
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